MBAで開発を学ぶ

08年2月25日のFinancial Times紙より。

"Lessons in helping the world develop"

アメリカのMBAコースが途上国やBoPに向けたビジネスの授業をこぞって導入し始めている、という話。

−コーネルのJohnson Schoolでは、アフリカでの水浄化プロジェクトやクロアチアでの持続可能なツーリズムとかを扱っている。しかも4人のグループワークで実際に現地に行き、自分たちのアイディアの実行過程を確認する。記事で紹介されている例では、ある学生がクロアチアの市までリゾートプロジェクトが現地の文化や経済にどんな影響を与えるかを分析している。

−The Aspen Instituteの調査によれば、BoP関連の授業を導入するMBAの数は増加傾向にある。

−こうした動きは、学生側の高い関心に引っ張られる形で進んでいる。ただしatruism(利他主義)だけが彼らのモチベーションではない。BoPビジネスに関する知識を身につけることで他の学生との差別化をはかろうとしている人も。



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昔から開発に興味があって、MBAなら会社から派遣してもらえる、という人にとってこれはかなりおいしい話なんじゃないでしょうか。

FTはけっこういい記事が載っているので、今後もチェックしていきたいと思います。


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【次回予告】
アメリカ大統領選はオバマ対マケインへ

オバマとマケインならどっちが勝ちそうなのか?二人の政策はどう違うのか?