今学期の授業など

フレッチャーでは専攻(fields of studyというらしい)を二つ選ぶことになっています。4コマ×4学期=16個の授業を2年間でとるのが普通なのですが、専攻の要件を満たすにはふつうそのカテゴリから3つ選べばよいことになっています。そうすると理論上は5個まで専攻を持てることになるのですが、そんなことをすると一つ一つが浅すぎるのでやる人はいなそうです。3つやる人はいるみたいです。実は自分もそうしようかと思っています。とりあえず決まっている専攻は、Pacific AsiaとInternational Security Studiesです。三つ目にInternational Information and Communicationをとろうかなあと思っています。

<今学期とる授業>

Rise of China: Implications for the Twenty-first Century

日系アメリカ人の先生が教える中国の授業。すっげー面白い。人数は初回だったこともあって40人くらいだったが、ちゃんとインタラクティブに進められていて楽しい。国際政治の基礎のおさらいにもなる。

初回の授業は「強い中国と弱い中国のどちらが国際政治の安定につながるか」という話で、国際政治理論の立場の取り方によって結論が全く異なってくるよね、みたいな結論で終わりました。教授は決して一つの考えを押し付けることなく、「教室に入ってきたときよりもっと多くの?を抱えて帰ってもらいたい」とおっしゃる。

Role of Force in the International Politics

Fletcherで安全保障をやる人たちの必修コース。文献の量が半端じゃない。評価方法も3時間の期末試験一発勝負と、アメリカっぽくない。人数はかなり多い。70人くらい?週2回、朝7時45分から始まる。高校かよ。

Politics of Korean Peninsula

韓国人の先生が文語調のイギリス英語で韓国政治を教える授業。ショッピングデーに行った感じでは受講者数は6,7人だろうか。ワークロードもそんなに重くないし、楽しそう。さすがに範囲が限定されすぎているからか、アメリカ人がほとんどいない。半分くらい韓国人。

Law and Development

法律系の授業の要件を満たすために取っている授業。他の国際法系の授業の評判と、試しに講義に出てみた感触を考えて決定。専門分野に使えるだろうか。受講者は50人くらいか。

<取ろうかと思ってやめた授業>

International Negotiation
人数制限があるため抽選に通らないととれない人気授業。僕が出た学部でM下先生の授業をとった人は、あれを英語でやると思ってもらえればそんなに違わないと思います。

International Communication
これはInternaitonal Information and Communication専攻の必修科目。教授がいまいちだったのと、来年は別の人になるということを聞いて今回はパス。

これに加えてsocietyに何か入ろうかなと思っていますが、どうなることやら。

いろいろ不安になることもストレスになることもありますが、このとおり生きています。



こっちの大学院に来て驚くことは、キャリアサービスの充実ぶりです。学期が始まる前にMBTIという心理テストみたいなものを受けさせられ、そっから自分のワークスタイルを知り、それをどうやって仕事選びにいかすかというセッションが組まれています。またキャリアサービスのオフィスが学生の職探しを全面的にサポートしていて、模擬面接やレジュメ・カバーレターの書き方から卒業生への紹介、果てはNYやWashington D.C.へのキャリアトリップまで、至れり尽くせりです。職業訓練とはこういうことを言うのか、という感じです。まあ一長一短だと思うんですけど。